第7回「沖縄」▼
セレブレーション・
アース・ウォーク特集
2010年春、小樽でスタートしたセレブレーション・アース・ウォークが9月21日沖縄の地でゴールインしました。日本を縦断しながら木を植える。約半年の旅を終えた『砥上淳』にその途上で感じた思いについてインタビュー。また、セレブレーション・アース・ウォークのゴールをお祝いするために開催されたライブに出演した『SHING02』と 『Emi Meyer』のお二人には日本と海外という内と外からの視点から今の日本について語ってもらいました。最後に、沖縄で開催されていた『おばあちゃん会議』で出会った、西表島在住の染織作家『石垣綾子さん』にあたりまえのことを大事にすることを教えてもらいました。
インタビュー01 : 砥上 淳さん
Photo by Suzu (fresco)
砥上 淳(トガミ アツシ)
1981年神奈川県生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業。
東京綜合写真専門学校研究科卒業。
セレブレーション・アース・ウォークを通じて出会った人々や自然の光景を撮影しながら、植樹活動を行っている。
インタビュー02 : SHING02, EMI MEYER
Photo by Suzu (fresco)
SHING02
最先端のテクノロジーと解放的な文化が共存するカリフォルニアを拠点に活動するMC / プロデューサー。
これまでに「絵夢詩ノススメ」「緑黄色人種」「400」「歪曲」を発表し、発案したfaderboardを取り入れたKosmic Renaissanceなど、国内外のコラボレーションをこなす。
アルバムを発表する毎に初期のサンプリングスタイルから脱却し、ライブミュージシャンとの競演を重ねながら、現代音楽としてのヒップホップを体現する。
EMI MEYER
アメリカを拠点に活動するシンガー・ソングライター。
日本人の母親とアメリカ人の父親の間に京都で生まれ、1才になる前にアメリカのシアトルに移住。
幼い頃よりクラシック・ピアノを学び友人と共演したいとの理由でジャズ・ピアノも学ぶ。18才で曲を書き出し、L.A.と東京でヴォーカリストとしての活動を始める。
07年にシアトルー神戸ジャズ・ボーカリスト・コンペティションで優勝。その後、Jazztronik、Shing02など数々の著名アーティストと共演を重ね、その歌声と存在感で多くの聴衆を魅了している。
インタビュー03 : 石垣昭子
沖縄県・竹富島生まれ、西表島在住の草木染織作家。染織工房「紅露工房」主宰。
また西表島エコツーリズム協会会長もつとめている。
東京の美術大学を卒業後、西表島に戻り、島に残る伝統的な草木染の技術を保存・復興し作家活動を行っている。
参考書材
DVD
地球交響曲第五番
石垣昭子
書籍
ヤマナ・カーラ・スナ・ピトゥ 西表島エコツーリズム・ガイドブック
石垣昭子
CD
400[甦]
SHING02
CD
PASSPORT
Emi Meyer
ダウンロード
編集後記
皆さん、9月21日って何の日だか知っていますか?この日は国連が定める「国際平和デー」なんです。
「この日一日だけは、紛争している民族や国、地域でも楽しく過ごしましょうよ」という日。
この日、国連では正午に一分間の黙祷が行われて、皆が世界の平和を祈ります。「平和」って一体何だろう。
今回はそんな、ちょっと難しいけど、とっても大事なテーマの番組でした。
その国際平和デーの日に、昨年から沖縄で始まった集いが、地球の祝祭、
「セレブレーションアース」です。ぼく達人間が生きる為に必要なものは全て与えてくれている地球。
その地球の恵みを当たり前の様に頂いてぼく達は暮らしていますが、もっと地球に感謝の気持ちを伝えようじゃないか。どうやって伝えようか。そうだ。皆が友達の誕生日をお祝いするみたいに、地球のお祝いをしよう!ということで始まったのがセレブレーションアースです。
沖縄のセレブレーションアースに向かって半年間かけて日本列島を歩き、木を植えてくれたあっくん。首里城のゴールは感動の瞬間でした。
やっぱり何かを一心にやっている人の姿、言葉は感動を与えてくれますね。
そんな様子がラジオでも伝わってくれてると嬉しいです。来年もウォークは続きます。是非、皆さんも一緒に歩いて木を植えませんか?!
そしてセレブレーションアースの前夜祭でも唄ってくれたSHING02さん、エミ・マイヤーさん。
実は9月21日の深夜、ぼくたちは別のラジオ番組で3時間の全国生放送!を沖縄からやらせてもらったのですが、その時も二人が生ライブをしてくれました。
愛に溢れる息ピッタリの優しいメロディーが沖縄から全国に流れました。
男ながらにうっとり。やっぱり音楽の力は凄い。
二人はアメリカで活躍する日本のアーティスト。そんな立場だからこそ見える彼らなりのニッポン像、平和像があるんだなって感じました。
次回はそんな話をもーーーっとじっくり聞いてみたい、本当に素敵な二人でした。
そして西表島の石垣昭子さん。
緑の深い西表島の一角に静かに佇む工房に昼下がりに伺うと、旦那様の石垣金星(きんせい)さんが木の下のベットで熟睡中。
まさに時間の流れが違う、これまたとっても優しい空間でした。
工房に入ると昭子さんがくれたシークヮーサ(沖縄版のスダチ)水が素朴でやたらと美味しい。
あんな自然豊かな環境で自分の着るもの、食べるものを一から自分で作る。
昭子さんにとってはそれが「当たり前」でも、ぼくにしてみたらそれは特別で超格好良い。
そんな、弟子入り希望の都会の若者が急増中とか。それは平和な、昔ながらの「当たり前」の営みを懐かしむ人間の本能なのかも。いやーやっぱりいいなー。沖縄。来年も行きますよー。
――― 中渓 宏一(Seedman)




